ニューヨーク・ニックス時代に4回オールスターに出場し、ボストン・セルティックス時代に3回優勝したウィリー・ナウルズ氏が現地11月25日に84歳で逝去した。彼の妻で医師のアン・ヴァン・デ・ウォーター・ナウルズ氏によると、死因はChurg-Strauss症候群による呼吸不全とのことだ。 テキサス州出身でUCLA大を卒業したナウルズ氏は、ニックス時代に、球団史上10人しかいない『4回以上のオールスター出場歴を持つ選手』の1人に名を連ね、1960年にはアメリカ4大プロスポーツ史上で初めての黒人チームリーダーにも任命されている。 彼は、ニックスでプレーした6シーズンで1試合平均19.3得点11.7リバウンドという素晴らしい成績を残しており、のちに殿堂入りを果たしたベイリー・ハウエル率いるデトロイト・ピストンズとの試合で49得点24リバウンドという驚異的なパフォーマンスを見せたこともあった。 その後、ナウルズ氏は1962年にサンフランシスコ・ウォリアーズにトレードされ、更にその翌年の1963年にセルティックスにトーレドされた。1966年に現役引退するまで3年間プレーしたセルティックスで、彼はビル・ラッセルやジョン・ハブリチェックらと共に3連覇を成し遂げている。