現在、NBAは新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐためにシーズンを中断しているが、ブルックリン・ネッツのスペンサー・ディンウィディーは、再開後のNBAを盛り上げる方法を考えていたようだ。 ディンウィディーは、3月14日(日本時間15日)のツイートで「再開後に、東西カンファレンスの垣根を越えたNBA全30チームによるトーナメントを開催してはどうだろう。全試合を全米中継したら、ファンは熱狂するはずだ。NCAAのマーチ・マッドネスのようにね」という興味深いアイデアを提案した。 『CBSSPORTS.COM』のサム・クイン記者が、ディンウィディーのアイデアを以下のようにまとめている。 - 現在のリーグ上位4チーム(ミルウォーキー・バックス、ロサンゼルス・レイカーズ、トロント・ラプターズ、ロサンゼルス・クリッパーズ)は、1回戦を免除。 - 現在のリーグ下位4チーム(アトランタ・ホークス、クリーブランド・キャバリアーズ、ミネソタ・ティンバーウルブズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は、3試合形式(2勝で勝ち抜け)の対戦をして、勝ったチームが1回戦に進む。 - 1回戦は24チームによる予選ラウンドで、5試合形式(3勝で勝ち抜け)の対戦に勝利した12チームがトーナメントに進む。 - トーナメントは、予選ラウンドを勝ち抜いた12チームと上位4チームによる7試合形式(4勝で勝ち抜け)。 たしかに、このやり方なら30チームすべてのファンが楽しめるかもしれないし、たとえ短期間であってもリーグを盛り上げることができるかもしれない。一方で、スケジュールの調整やチームの移動距離が長くなる点など、解消しなければならない問題が多いことも確かだ。 なによりも、まずは1日も早く新型コロナウィルスの脅威が鎮静化し、NBAが再開することを願いたい。