オーバータイムの末に111-110でボストン・セルティックスを下した2月29日(日本時間3月1日)の試合で、ヒューストン・ロケッツのラッセル・ウェストブルック は41得点、8リバウンド、5アシスト、3スティールを記録してチームを牽引した。 この試合後、ロケッツのマイク・ダントーニ・ヘッドコーチは、ウェストブルックの活躍について『ESPN』のインタビューで以下のようにコメントした。 「スーパーマーケットに行っても、ハート(心)を買うことはできない。彼がハートを持っていることは誰の目にも明らかだ。それは、とても素晴らしいことだ」 さらに、コート上の5人全員が3ポイントシュートを打てる『5アウト』という戦術をロケッツが採用したことによって、ゴール下までドライブインするためのスペースができていることが自身の好調につながっているのかと問われると、ウェストブルックは「わからない。俺は、とにかく上手くプレイする方法を常に考え、より良い選手になり、良きチームメイトになるように努力している。チームのラインナップがかなり変わったから、新たな戦術に適応して効果的なプレイをし、チームの勝利に貢献できるようにしないといけない。俺がやろうとしているのは、それだけだ。今のところ、俺は正しいプレイができていると思う。自分ができることや、自分が持っている技術、そしてプロ入り以降ずっと続けてきたことに集中し、毎試合全力でプレイしている」とコメントした。 成功率25.1%という低確率な3ポイントシュートのアテンプトを減らしてプレイの安定感を高めたウェストブルックは、今シーズンは1試合平均27.6得点、7.9リバウンド、7.2アシストという好成績を記録している。