NBAキャリア21年をダラス・マーベリックス一筋で過ごし、昨季限りで惜しまれながらも現役引退したダーク・ノビツキーは、2月17日(日本時間18日)にドイツの首都ベルリンで開催された「ローレウス世界スポーツ賞」の授賞式に出席。生涯功労賞に選出されたなかで、自身の“後継者”である20歳のルカ・ドンチッチに言及した。 ドイツ出身のノビツキーは、ビンス・カーター(現アトランタ・ホークス)やポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)を輩出した1998年ドラフトで1巡目9位指名を受けてNBA入り。以降、長年にわたってマーベリックスのエースとして君臨し、シーズンMVP受賞(2007年)、リーグ優勝(2011年)、外国籍選手として史上初の通算3万得点達成など、世界最高峰のリーグにその名を刻んだ。 ノビツキーが昨季限りで引退し、マーベリックスはスロベニア出身のドンチッチを中心としたチームに変貌。20歳の天才は今季、平均28.9得点、9.5リバウンド、8.7アシストと圧巻の成績を残し、2年目にしてオールスター出場も果たしている。 ノビツキーは「ローレウス世界スポーツ賞」の授賞式に出席した際、『Euro Hoops』に対し、新たなフランチャイズプレイヤーとして活躍するドンチッチに関するコメントを残したという。 「ルカのプレイを見るのはすごく楽しい。キャリアでずっとダラスにいてくれることを願うよ。長年彼のプレイを見て、楽しみたいんだ。ルカはとても若い。何かを構築し、ハイレベルでプレイできることを祈っている。そしていつの日か、チャンピオンシップをホーム(ダラス)に持ち帰ってほしい」 ノビツキーは自身同様、ドンチッチにもマーベリックスにキャリアのすべてを捧げてほしいと願った。 ドンチッチは今季あるいは来季にシーズンMVPに輝けば、2010-11シーズンのデリック・ローズ(現デトロイト・ピストンズ)を抜き、史上最年少記録を更新することになる。無限の可能性を秘めた若きスターに、ノビツキーも熱視線を送っている。