ヒューストン・ロケッツは2月17日(日本時間18日)、フリーエージェント(FA)となっていたジェフ・グリーンと契約合意に至ったと『ESPN』で報じられた。33歳のベテランにとって、かつてのチームメイトとの再会は特別な思いがあるようだ。 NBA13年目のグリーンは、今季自身8チーム目となるユタ・ジャズと契約。30試合に出場して平均7.8得点、2.7リバウンド、シュート成功率38.5%と精彩を欠き、昨年12月24日(同25日)に解雇されて無所属の状態が続いていた。そんななかで、センターのクリント・カペラ(現アトランタ・ホークス)をトレードで放出し、スモールボールをより重視する戦略を打ち出すロケッツへの加入が内定した。 地元テレビ局『FOX26 Houston』のスポーツディレクターであるマーク・バーマン氏によれば、グリーンはロケッツとの契約について、「何か特別なことを成し遂げるためにプレイする、それがすべてだ。みんなで一体となってこそ、特別になるんだ」とコメント。2017-18シーズンにクリーブランド・キャバリアーズでNBAファイナルを経験している身として、“ラストピース”の自覚を覗かせているという。 また、ロケッツ入りで注目されるのは、ラッセル・ウェストブルック、ジェームズ・ハーデンとの再会だ。3人はハーデンがNBA入りした2009年6月から、グリーンがボストン・セルティックスへトレードされた2011年2月まで、オクラホマシティ・サンダーでおよそ2年間共闘。今回、10年の月日を経て再びチームメイトとなる。 「成長した2人との再会はスペシャルだ。彼らのゲームのファンとして、いい気分だよ。また一緒にプレイできることに興奮している」 グリーンはオールスター選手となり、リーグの顔に成長したウェストブルック、ハーデンとの共闘に心を躍らせているようだ。ここまでロケッツを牽引してきた2人にとっても、通算890試合に出場しているオールラウンダーの加入は心強いものになるだろう。