怪我に悩まされているサンアントニオ・スパーズのガード陣に、ようやく明るい話題が入ってきた。 プレシーズンゲームで左足の足底筋膜炎を発症し、今シーズンの開幕から欠場が続いていたガードのデリック・ホワイトが、現地11月7日の対マイアミ・ヒート戦で今シーズン初出場を飾った。 ホワイトは、徐々にプレータイムを伸ばしつつNBAの試合感覚を取り戻していく予定だ。彼は、スパーズ傘下のGリーグチームで3対3や5対5の練習を続け、復帰に向けた体作りを続けていた。 San Antonio Express-Newsのジェフ・マクドナルド記者によると、スパーズのグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)は、ホワイトが欠場していた間のブリン・フォーブスの活躍を高く評価しているようだ。 ポポビッチHCは、フォーブスのポイントガードとしての活躍について以下のようにコメントしている。 「彼の活躍がチームにとって不可欠だったが、これまでのところ、彼は期待に応えてくれた。今後も、彼がこれまでのような活躍を続けてくれることを期待している。」 今シーズン、フォーブスは1試合平均28.6分間の出場で平均12.7得点1.6リバウンド1.2スティール2.4アシストを記録する活躍で、怪我人続出のスパーズのガード陣の穴を埋めてきた。また、ベテラン控えガードのパティ・ミルズも、1試合平均9.7得点、スリーポイントシュート成功率45.9%と、今まで以上の貢献度を見せている。 スパーズは、先発ポイントガードを任されるはずだったデジョンテ・マレーが前十字靭帯の断裂で今季絶望となっている他、ルーキーのロニー・ウォーカー4世も半月板損傷の治療により数週間の離脱になることが決まっている。これだけ怪我人を抱えているにも関わらず、スパーズは直近の5試合で4勝をあげ、6勝3敗でサウスウェスト・ディビジョンの首位に立っている。