今シーズンよりフィラデルフィア・76ersに加入したアル・ホーフォードが、新チームへの適応にいまだ苦戦していると明かした。 シーズン前の移籍市場で、アル・ホーフォードはフリーエージェントとしてボストン・セルティックスから76ersへの移籍を決断。ジョエル・エンビード、ベン・シモンズの二枚看板を支えるベテランビッグマンを獲得した76ersを、イースタン・カンファレンス優勝最有力とする声も多かった。しかし23勝12敗で同カンファレンス5位(日本時間12月31日時点)と、チームは戦前の期待に応えられていないのが現状だ。 これに対してホーフォードも「思っていた以上の成果は残せていない。個人としてもこのチームでリズムを掴めていないんだ」とチームにまだフィットできていないと語ったことを、地元紙『The Philadelphia Inquirer』が伝えている。 その言葉通り、ホーフォードが今シーズン記録する平均12.6得点は2012-13シーズン以降では最低で、フィールドゴール成功率(46.0%)と平均リバウンド数(6.6)に関しては自己ワーストだ。 ホーフォードは「チームを助けるために自分はコートに立っている。でも攻撃面における自分の役割は限定的だ。ただそれは自分がどうこうできる問題ではない。最終的にはブラウンHCが判断することだ」と発言。 そのブラウンHCは「ジョエルとトバイアス(ハリス)が最もシュートを打つことが多い。ベンもボールを持つ機会が多いから、Jリッチ(ジョシュ・リチャードソン)とアルは、それにまだ適応している最中だ」とし、ホーフォードについては「彼に対する批判はない。それよりもどうすれば、彼の助けになるかを考えている。環境の変化が影響しているのかもしれない。ただどんな選手も自己犠牲と自身の役割について理解しなければいけない」と語っている。 苦戦が続くホーフォードだが、「新しいチームに入れば必ず適応期間がある。これもまたチャレンジだ」と前を向く。 ここまではチーム、個人共に期待通りの働きを見せられていないが、シーズンはまだ中盤。はたしてホーフォードと76ersは、2020年に入ったのを機に浮上の糸口を掴めるのだろうか。