シーズンMVPランキング第7週:海外出身選手が続々と上位へ

NBAスカウトは、次世代のダーク・ノビツキー、マヌ・ジノビリ、あるいはトニー・パーカーといった海外のスター選手を発掘すべく、長年にわたり世界中のコートを探し回ってきた。その結果、現在のNBAには多くの優秀な海外勢が集結している。 外国出身選手の存在感が以前にも増して際立つこととなった昨季は、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、パスカル・シアカム(トロント・ラプターズ)がそれぞれMVP、新人王、最成長選手賞を受賞したほか、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)とアデトクンボがオールNBAファーストチームに選出されている。 今季も注目を集めている4人は今週のMVPランキングの上位15人に入っており、アデトクンボ、ドンチッチ、シアカムの3人に関してはトップ5という結果となった。さらに、10月から11月における月間最優秀選手にアデトクンボとドンチッチがそれぞれイーストとウェストから選ばれており、外国出身選手が同月に同賞を獲得するのはリーグ史上初のことだ。 NBA.comが現地6日に発表したランキング上位5人は以下の通り。(データはすべて日本時間12月6日のもの) 1.ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス) 初回からトップを維持し続けている。今週のデトロイト・ピストンズ戦でブレイク・グリフィンと一触即発の場面もあったが、フラストレーションをプレイで晴らし、チームは快勝した。現時点のスタッツは、1試合平均31.0得点、13.2リバウンド、5.5アシスト、1.4ブロック、1.4スティール。 2.ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス) 先週は4位につけていたドンチッチが2位に浮上。まるで自分専用の遊び場であるかのように得点とプレイメイクで試合を支配する彼は、2年目にして誰にも止められない選手となったといっても過言ではないだろう。現時点のスタッツは、1試合平均30.3得点、10.1リバウンド、9.2アシスト、1.4スティール。 3.レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ) 先週2位だったレブロンが3位へ後退。今週はユタ・ジャズ戦での失態が目立っていたかも知れないが、チームをカンファレンスのトップへと導いている彼の実力は本物だ。今季すでに17度のダブルダブルを達成しているレブロンは、1試合平均25.4得点、7.0リバウンド、10.8アシスト、1.4スティールをマークしている。 4.ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ) 先週5位であったハーデンが4位へ。今週のトロント・ラプターズ戦ではダブルチームに苦しめられ、本来のように得点量産とはいかなかったものの、試投数11本で23得点と効率的に得点を重ね、チームを勝利へと導いた。現時点のスタッツは、1試合平均38.7得点、6.1リバウンド、7.5アシスト、2.0スティール。 5.パスカル・シアカム(トロント・ラプターズ) 先週6位のシアカムが5位へ。チームの2連覇へ向け貢献する昨季の最成長選手は、得点、アシスト、リバウンド、3ポイント成功数・成功率においてキャリアハイをマークしている。2シーズン前、シアカムがMVP候補として話題に上がることを誰が予想しただろうか。現時点のスタッツは、1試合平均25.0得点、8.6リバウンド、3.8アシスト。

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