今のところ、アンドレ・イグダーラはメンフィス・グリズリーズに残留する方向のようだ。The Athleticのシャムス・シャラニア記者によると、グリズリーズは、イグダーラが自分の契約をバイアウトして強豪チームに合流するのを認めない方針のようだ。 シャラニア記者は、自身のツイッターで「情報筋によると、メンフィスは、3度の優勝経験を持つアンドレ・イグダーラがトレーニング・キャンプに参加することを望んでいるようだ。彼らは、今のところイグダーラのバイアウト要求を拒否しているそうだ。イグダーラは今シーズンが現役最後の年になると見られているが、バイアウトが成立しなかった場合、彼は再建中のチームでNBAキャリアを終えることになる」とリポートしている。 今オフのフリーエージェント契約のためにサラリーに余裕を作りたかったゴールデンステイト・ウォリアーズは、現地時間7月7日に、2024年のドラフト1巡目指名権との交換でイグダーラをグリズリーズにトレードした。このトレードにより、ウォリアーズには1700万ドル(約18億円)以上のサラリーの空きができた。 35歳のイグダーラは、プロ入り15年目の昨シーズンはキャリア最低の1試合平均5.7得点という成績に終わった。しかし、それまでは、彼はウォリアーズの3度の優勝の立役者としてチームに大きく貢献していた。特に、クリーブランド・キャバリアーズ(当時)のレブロン・ジェームズに対して素晴らしいディフェンスを見せ、ファイナルMVPにも輝いた2015年のNBAファイナルでの大活躍には目を見張るものがあった。