9月2日に行われたナイジェリア戦で、アルゼンチン代表のルイス・スコラがFIBAワールドカップの通算得点部門の歴代2位に浮上した。 アルゼンチン代表として20年近くプレーしている元NBA選手のスコラは、今大会が自身にとって5回目のワールドカップだ。 そんな『ワールドカップの常連』とも言える39歳のスコラは、94-81で勝利したナイジェリア戦でチームハイの23得点を記録し、FIBAワールドカップの歴史上で2番目に多く得点を稼いだ選手になった。 彼は歴代1位のオスカー・シュミット(元ブラジル代表)に300点近く差をつけられているが、バスケットボールの殿堂入りもしているシュミットの記録を抜くことは特に意識していないようだ。 「(シュミットの記録を抜くことは)不可能だ。オスカーを抜いて歴代1位になりたいという気持ちも少しはあるけれど、そうしたいとは思っていないんだ。彼は俺のヒーロだから、彼には歴代1位の座に君臨しておいてもらいたいんだ」 2007年から2017年までNBAでプレーしたスコラは、ヒューストン・ロケッツ、フェニックス・サンズ、インディアナ・ペイサーズ、トロント・ラプターズ、ブルックリン・ネッツといったチームを渡り歩いてNBA通算で743試合に出場し(うち505試合に先発)、1試合平均12得点、6.7リバウンド、1.6アシストという成績を残した。