現地時間7月6日、ラスベガス・サマーリーグ2日目が行われ、日本人選手4人全員が出場を果たした。 最初に試合を行ったのは渡邊雄太のメンフィス・グリズリーズだ。渡邊はスタメン出場で15点、4リバウンド、3アシストを記録。渡邊の決めたショット5本のうちオフェンスリバウンドからレイアップに持ち込んだ1本以外は自らクリエイトしたものだった。渡邊のサイズとハンドリングの組み合わせがGリーグやサマーリーグレベルで通用することは十分証明されている。逆に言えばNBAレベルで戦うためには、さらに何が必要かを見極めなければならない時期に来ているかも知れない。なお、メンフィスはインディアナ・ペイサーズに101対75で勝利した。 次に登場したのは、ダラス・マーベリックスに参加している馬場雄大だ。馬場は昨日のブルックリン・ネッツ戦同様ベンチからのスタート。16分48秒の出場で8点、3リバウンド、1ブロックを記録した。馬場はフィールドゴール3/4、フリースロー2/2と少ないシュートチャンスをしっかり決めた。また、昨日はハンドチェックを吹かれて4ファウルを犯していたが、今日は2ファウルと修正。攻守に渡りチームメイトと積極的にコミュニケーションを取っており、今後の試合も期待ができる内容だった。試合は113対81でダラスがヒューストン・ロケッツを破っている。 日本人勢最後の出番は、八村塁のワシントン・ウィザーズと比江島慎が参加しているニューオリンズ・ペリカンズの直接対決となった。大学ではパワーフォワードでプレーしていた八村だが、NBAのパワーフォワードとしてはアンダーサイズのため、起用ポジションが注目されていた。そんな八村は先発のパワーフォワードとしてプレー。33分36秒の出場で14点、5リバウンド、2ブロックを記録した。ブロックやアリウープで会場を沸かせる場面もあったが、ペイントで思ったように決められないシーンが続き、シュート成功率は37.5%と低調だった。パワーフォワードの起用が続くなら、NBAの体の当たり、そしてNBAのレンジに慣れていく必要があるだろう。一方の比江島は5分16秒と前日の2倍近くの出場時間を得たが、見せ場は作れなかった。試合は84対79でワシントンが勝利している。 ダブドリ編集長:大柴壮平