ミルウォーキー・バックスは、日本時間11月9日(現地8日)の敵地ニューヨーク・ニックス戦で94-116と敗れ、今季7敗目を喫した。大黒柱のヤニス・アデトクンボは、不振にあえぐチームの課題を指摘している。『ESPN』のクリス・ヘリング記者が伝えた。 11月8日(同7日)にユタ・ジャズを123-100で破り、連敗を6でストップしたばかりだったバックス。ニックス戦ではアデトクンボが24得点、12リバウンド、デイミアン・リラードが19得点を記録したが、チームのフィールドゴール成功率43.4%、3ポイント成功率23.3%と苦戦し、一度もリードを奪えることなく、最大30点差を付けられて敗れた。 2020-21シーズンにリーグ優勝を果たし、近年イーストの強豪としての地位を築いてきたが、今季はここまで6連敗があるなど、2勝7敗でイースト14位に沈んでいる。エースのアデトクンボは、自身も含めたチームへの不甲斐なさを口にした。 「前の試合は競ったか? 直近2試合は? 今日の試合は(競ったか)? いや。全力で戦わなければ、勝利することはできない。少なくとも、自分自身にチャンスを与えないと。昨晩素晴らしいプレイをしてニューヨークに来た。そして30点差で負けた。競い合わなくていいのか? そんなことは許されない。ボストンとの試合が2日後にあるが、ちゃんと戦わないと30点差で負けることになる」 11月11日(同10日)には、今季すでに一度敗れているボストン・セルティックス戦を控える。アデトクンボは「ただ試合をしていればいいわけじゃない。全てのポゼッションで競わないといけないし、ルーズボールがあるたびに身体を張って勝負しないといけない。でも、僕たちは全く戦えていなかった」と、次戦に向けて気を引き締めていた。