日本時間6月25日(現地24日)、ロサンゼルス・レイカーズはJJ・レディック新HC(ヘッドコーチ)の就任会見を実施した。「NBAでコーチをするのは初めて」と改めて語ったレディックHCのコーチ経験は、息子たちのチームでのボランティアコーチのみだったという。しかしバスケットボールIQの高さは折り紙つき。経験豊富なコーチ陣のサポートを得ることで、持ち前の強みを発揮できると考えている。 「責任を真剣に受け止めている。レイカーズには世界でも有数の熱狂的なファンがいて、チャンピオンシップを期待されている。そのために契約したんだ」 なお、ともにポッドキャスト番組『Mind the Game』を運営しているレブロン・ジェームズについて、今回のHC就任におけるプロセスでは助けやアドバイスは受けていないという。また、番組については「ポッドキャストはやらない」と明言した。 ジェームズはプレイヤーオプションを持っており、チームに残るか、無制限のフリーエージェントとなるかを今週中に選ぶ必要がある。それでもレディックHCは、ジェームズをどのように起用したいかという質問に対して、3ポイントを増やしたいという意向を示した。 レディックHCは2021年に現役を退いた後、『ESPN』のアナリストとして活躍。先日のNBAファイナルでも解説を務めた。そんななか、昨年にトロント・ラプターズのHC職の面談を受けたことで、NBAのHCになりたいという思いが強くなっていったという。 ロブ・ペリンカGM(ジェネラルマネージャー)は、「一般的な業界やスポーツの世界では、同じようなことの繰り返しになりがちだ。我々が新コーチを探し始めた時、少し違ったことができるかを確認することが本当に重要だった」と、今回のコーチ探しについて振り返った。なお、記者会見にはスペンサー・ディンウィディ、クリスチャン・ウッド、ゲイブ・ビンセントらレイカーズの選手も顔を出した。 レディックHCは優勝への期待について、「今のロスターがチャンピオンシップを狙えるチームからそれほど離れているとは見ていない」と、現在のメンバーについて手応えがあると主張。ポッドキャストの終了は多くのリスナーから惜しまれるだろうが、優勝というそれ以上のコンテンツをファンに届けることができるか。