一時は難航していると報じられていたサクラメント・キングスとマイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)の契約交渉だが、5月末に2年契約で合意したと現地メディアで報じられた。近年のチームの成功をもたらした功労者の1人であるブラウンHCの残留に、ディアロン・フォックスも安堵したという。組織内で安定感を得られるというメリットについて、カリフォルニア州のバスケットボールキャンプでフォックスが語った言葉を、『NBC Sports Bay Area』が報じている。 「彼とは話した。ずっと一緒にいたルーク・ラウクスAC(アシスタントコーチ)とも、契約の前後に少し話したよ。僕たち安定性を持つことについていつも話しているんだ。先のことは分からないけど、この先も安定していると感じられるのは間違いなく素晴らしいことだし、それを土台にしてチームを築いていけるからね」 フォックスが2017年に入団して以降、キングスは2021-22シーズンまでに3人のコーチが在籍していた。翌シーズンからマイク・ブラウンHCが就任して以降、チームはポストシーズンを狙える位置までに成長を遂げている。また、ブラウンHCが指揮するようになってから、フォックスも特にディフェンスで目覚ましい成長を遂げている。 フォックスは「我々は良くなっているけど、(今季は)一歩下がったように感じる。(昨季から)2勝減らしただけだが、順位は6つも下がった」と、今季成績が後退したことについては危機感を覚えているものの、ブラウンHC体制が継続されることでもたらされる効果の方が大きいと考えている。 「安定感があることは、長い目で見れば助けになるだろう」