「尊敬している選手はみんな何度も優勝している」セルティックスのジェイソン・テイタムが来季以降の優勝にも意欲

ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムは、26歳にして初の優勝を成し遂げた。プレイオフ中はコート上のパフォーマンスについて批判を浴びることもあったが、勝負を決めた第5戦では31点、11アシストと活躍。NBAファイナルで30点、10アシスト以上をマークした球団史上初の選手となったのだ。 6歳の息子デュースから、「世界で一番」と最大の誉め言葉をかけられたテイタムが、トップに立った喜びを語っている。 「この7年間はジェットコースターのような浮き沈みの連続だった。まわりが言う否定的な言葉のすべても聞かなきゃならなかった。でもそうしてきた甲斐があったんだ。なんてことだ」 2017年のNBAドラフト全体3位指名を受けてセルティックスに入団したテイタムだったが、優勝は遠かった。昨季までにテイタムはセルティックスをカンファレンス決勝に4度、NBAファイナルに1度導いたものの、頂点には立てなかった。 今季のNBAファイナルを制してついに球団18度目の優勝を成し遂げ、テイタムはこれまでの道のりを振り返った。 「一生忘れられない夜になるだろう。試合、セレモニー、これらの瞬間をね。ここ数年のプレイオフはホームで負けていたからね。ファンの前で優勝を逃したり、数年前の第6戦ではマイアミ(ヒート)に勝つチャンスがあったのに負けてしまった。大きな勝利、ホームのファンの前で最大の勝利を手にするためには、全力を尽くすことが本当に重要だと感じたよ」 そうした辛い敗戦が、チームを強くしたとテイタムは振り返る。 「失敗を経験することで、この瞬間がより良いものになる。負けた時の気持ちを知っているからだ。ロッカールームで他のチームがホームのフロアで祝っているのを見聞きしたら、どんな気持ちになるか分かるだろう。衝撃的だよ」 そして今回の優勝に満足することなく、自身が憧れる選手たちと同様に何度も頂点に立ちたいという意思を明らかにした。 「尊敬している選手はみんな何度も優勝している。自分もその一部になることができる可能性があるんだ。とんでもない気分さ。どんなものかと夢見ていたけど、それより10倍良かったね」

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