マーベリックスがウルブズを破り、2011年以来となるNBAファイナル進出を決める

日本時間5月31日(現地30日)、ウェストのカンファレンス決勝第5戦が行なわれ、ダラス・マーベリックスが敵地でミネソタ・ティンバーウルブズを124-103で破った。マーベリックスはシリーズ戦績を4勝1敗とし、シリーズ突破を決めている。マーベリックスがNBAファイナルに進出するのは、ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)が現役として在籍し、球団史上初の優勝を成し遂げた2011年以来だ。 マーベリックスを牽引したルカ・ドンチッチは、第1クォーターだけで20点の大爆発。試合を通しても、今ポストシーズン自己最多となる36点をマークした。シュートを決めた後にはコートサイドのファンとトラッシュトークする場面も見られ、「それが僕を駆り立てるんだ。もうみんな知っていることだよ」と振り返っている。 キッドHCは、「彼はチームメイトに、今こそステップアップすべき時だと知らせた。彼は招待状を送り、みんながついていったのさ」と、ドンチッチの活躍がチームメイトを押し上げることにつながったと語った。 マーベリックスは前半で61%のフィールドゴール成功率を記録し、29点の大量リードを奪って見せた。さらに第3クォーターには最大36点差をつけるなど、終始ウルブズを圧倒し続けた。 ドンチッチと同じく36点を挙げたカイリー・アービングは、「昨晩寝て、今朝シュート練習に行く時にはとても自信がみなぎっていた。自分たちのこれまでで最高だった試合を、再びプレイするような感じだったね」とチームのパフォーマンスを振り返った。 ウルブズはアンソニー・エドワーズが28点、カール・アンソニー・タウンズが28点、12リバウンドを記録したものの、ホームゲームで大差をつけられた。エドワーズは、「このシリーズでは1試合もチームとしてまとまることがなかった。過去2回のシリーズでは全員がまとまり、ショットを決めていた。このシリーズではそれがなかった」と、チームのまとまりがなかったことを敗因に挙げている。 NBAファイナルは6月7日から第1戦が行なわれる。第5シードから勝ち上がったマーベリックスは6日間、すでにNBAファイナル進出を決めているボストン・セルティックスは9日間の休養が得られる。2チームがNBAファイナルで対戦するのは史上初となる。 スケジュールは以下の通り。日付はいずれも日本時間。 第1戦:6月7日(金) 第2戦:6月10日(月) 第3戦:6月13日(木) 第4戦:6月15日(土) 第5戦:6月18日(火) 第6戦:6月21日(金) 第7戦:6月24日(月) ※第5戦以降は必要に応じて。

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