ロサンゼルス・レイカーズに所属するレブロン・ジェームズの息子であるブロニー・ジェームズは、日本時間6月27日(現地26日)、28日(同27日)に行われるNBAドラフトで指名される可能性がある。レイカーズやフェニックス・サンズのワークアウトに参加予定だとされるが、2WAY契約を結ぶつもりはないと代理人が明言している。 ブロニーは2023年7月、練習中に心停止を起こしたものの、治療によって回復。その後サザンカリフォルニア大学で25試合に出場して、平均4.8得点、2.8リバウンド、2.1アシストという成績だった。 NBAでプレイするための医学的な許可が得られ、シカゴで行なわれたドラフト・コンバインに参加。父親のジェームズがプレイヤーオプションを破棄して無制限フリーエージェント(FA)になれる権利を持っており、ブロニーが指名されたチームに移籍するのでは、という憶測が後を絶たないなか、ブロニーはドラフト2巡目指名が有力だと見られている。 『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によれば、ブロニーは1巡目22位指名権を保有するサンズのワークアウトに参加予定だという。10チーム以上のワークアウトに招待されているが、サンズやレイカーズなど絞って参加する見込みだとしている。 ジェームズの代理人を務め、ブロニーの交渉も担当するリッチ・ポールは『Bleacher Report』のクリス・ヘインズ記者の「ブロニーが2WAY契約を結ばないのは本当か?」との問いに、「イエス、本当だ。各チームもそれを知っている。私はそんなことはしない」と断言している。 「彼は完成している選手か? いや、まだまだ(未完成)だ。リーグに入ってくるほとんどの選手は18歳、19歳ではない。(ブロニーが)父親のおかげでチャンスを得ているように感じる人もいるかもしれないが、それは特にアメリカでは非常にナイーブな論理だと思う。アメリカ全体を見れば、縁故主義で成り立っている。ジム・ドーランについては、誰もこんな話はしていない。彼は(ニューヨーク)ニックスのオーナーだが、彼の父親はビジネスを築いた」 ブロニーの行き先は、ドラフトまで注目を集め続けることになりそうだ。