日本時間5月7日(現地6日)、ミネソタ・ティンバーウルブズは敵地でデンバー・ナゲッツと対戦し、106-80で快勝した。これでウルブズはプレイオフ・カンファレンス準決勝で2連勝を飾り、無傷で本拠地に戻ることとなる。 ウルブズのクリス・フィンチHC(ヘッドコーチ)は、「今季は本当にディフェンスが良かった。(今夜は)間違いなくベストパフォーマンスのひとつだった」と、チームのディフェンスを絶賛した。その言葉通り、ウルブズは被フィールドゴール成功率を34.9%(29/83)に封じている。 この試合、守護神のルディ・ゴベアは息子の出産に立ち会ったため試合を欠場しているが、フィンチHCはゴベアのこれまでの貢献や存在感があったからこそとコメントしている。 「ルディはうちのディフェンス・カルチャーを牽引してきた。彼の影響力、存在感、そしてチームに吹き込んだディフェンスが、いかに重要で素晴らしいものかが証明されたと思う」 オフェンスではアンソニー・エドワーズとカール・アンソニー・タウンズがそれぞれ27点を記録。ゴベアに代わって先発したカイル・アンダーソンは6点、8アシスト、9リバウンド、2スティール、ナズ・リードとニキール・アレクサンダー・ウォーカーはともに14得点をマークするなど、ウルブズは多くの選手が活躍した。フェニックス・サンズと対戦した1回戦から6戦全勝と絶好調のウルブズは、本拠地で行なわれる第3戦に勝利すれば、2ラウンド連続でのスウィープが現実味を帯びてくる。 一方のナゲッツはウルブズのディフェンスに苦しみ、リズムを掴めず。ジャマール・マレーは怒りのあまり、タウンズがレイアップしようとした際にヒートパックをコートに投げつけたほどだった。マレーはフィールドゴールが3/18で8点、2試合を通しても9/32と絶不調で、試合後はメディア対応を行なわずアリーナを去っている。 ナゲッツはそのほか、アーロン・ゴードンが20点、ニコラ・ヨキッチが16点、16リバウンド、ジャスティン・ホリデーが13点を記録している。 圧勝したウルブズだが、エドワーズは「今夜は僕らに有利に働いた。向こうはディフェンディングチャンピオン。第3戦でまたあのようなプレイをしてくることはないだろう」と警戒する。 勢いに乗るウルブズがこのまま突っ走るのか。ナゲッツが王者の意地を見せるのか。第3戦は11日(同10日)に行なわれる。