クリーブランド・キャバリアーズが、大学の女子チームでコーチをしていたリンゼイ・ガットリーブ氏をアシスタントコーチに任命した。 ガットリーブ氏は、8年間ヘッドコーチを務めたカリフォルニア大を去り、キャバリアーズのジョン・ベイレインHC(ヘッドコーチ)のアシスタントコーチになることを決めた。彼女は、NBA史上7人目の女性アシスタントコーチになる。 来シーズンからキャバリアーズの指揮を執るベイレインHCも、大学のヘッドコーチ出身だ。 ガットリーブ氏は、カリフォルニア大を7度NCAAトーナメントに導き、2013年には同大学初のファイナルフォーに進出している。彼女はNBA史上初の女性コーチではないが、大学のヘッドコーチからNBAのアシスタントコーチに抜擢された初の女性コーチだ。 41歳のガットリーブ氏は、ベイレインHCとコビー・アルトマンGM(ゼネラルマネージャー)との面談で非常に良い印象を与えたそうだ。 カリフォルニア大で通算179勝89敗という成績を誇ったガットリーブ氏は「キャバリアーズこそが、私が働きたいと思ったチームだった。大学の女性コーチがNBAのコーチに抜擢されることは非常に特別なことだ。今後の成長が期待されるこの球団で、ぜひ働きたいと思った」と語っている。 アダム・シルバーNBAコミッショナーは、より多くの女性がNBAのスタッフやコーチになることを呼びかけている。ガットリーブ氏がNBAのアシスタントコーチになったことで、NBAのコート上で仕事をする女性は総勢10人になった。現在、ベッキー・ハモン氏(サンアントニオ・スパーズのアシスタントコーチ)、クリスティ・トリバー氏(ワシントン・ウィザーズのアシスタントコーチ)、カレン・スタック・アムラーフ氏(シカゴ・ブルズのアシスタントコーチ)、ナタリー・ナカセ氏(ロサンゼルス・クリッパーズの選手育成スタッフ)、ジェニー・バウチェック氏(ダラス・マーベリックスのアシスタントコーチ)、リンゼイ・ハーディング氏(フィラデルフィア・76ersの選手育成スタッフ)、ローレン・ホルトキャンプ審判、アシュリー・モヤーグレイチ審判、ナタリー・セイゴ審判らが、NBAのコート上で活躍している。