マイアミ・ヒートは、日本時間4月28日(現地27日)にボストン・セルティックスとのプレイオフ第3戦に臨む。大黒柱のジミー・バトラーを欠くなか、敵地での2試合を1勝1敗で乗り切ったなか、『サウス・フロリダ・サンセンティネル』のアイラ・ウィンダーマン記者が「バトラーがいない方がベストなのか」という読者の質問に答えている。 レギュラーシーズンでイースト8位(46勝36敗)だったヒートは、4月18日(同17日)のプレイイン・トーナメントで7位フィラデルフィア・76ers(47勝35敗)に104-105で敗れ、バトラーも第1クォーターに右膝内側側副靱帯(MCL)を損傷して数週間の欠場が決まった。 続く4月20日(同19日)のプレイイン・トーナメントでバトラーを欠きながらシカゴ・ブルズに112-91で勝利し、2年連続でプレイオフの第8シードを獲得。第1シードのセルティックスとのプレイオフ1回戦への切符を手にした。 セルティックスのシリーズは第1戦に94-114で敗れるも、第2戦で111-101と勝ち、1勝1敗でホームへ。バム・アデバヨが平均22.5得点、8.0リバウンド、タイラー・ヒーローが平均17.5得点、9.0アシストとチームを牽引する。 バトラーの欠場が続くなか、『サウス・フロリダ・サンセンティネル』では「“バトラーが不在の方がよりいいチーム”というのは現時点でナンセンスな議論か」と見出しを打ち、ヒート番記者のウィンダーマン記者が読者の質問に答えている。 読者から寄せられたのは、「ジミー・バトラーがいない方がベストなのか、という声が多い」という内容。これに対し、ウィンダーマン記者は「ジミー・バトラーの場合、彼の不在でヒートが良くなるかどうかではなく、それが他の選手の長所をより引き出すかどうかという問題だ」と切り出した。 「ヒートは当然のことながら、コート内外でジミーに大きな敬意を払ってきた。過去4シーズンのうち3シーズンでカンファレンス決勝に導いた人物については、言うべきことがある。彼が不在の間にヒートが経験するのは、全体的なアプローチと個々の貢献に対する異なる視点だ。本当に問わなければならないのは、もっといい方法はないのか、別の方向に進むことで若いチームからもっと多くのものを引き出せるのではないか、ということだ」 ヒートが行うビデオスカウティングは、契約延長や補強、放出など今後の人事決定につながるもになるとウィンダーマン記者は見解を述べていた。