ミネソタ・ティンバーウルブズが、今オフにフリーエージェントとなっていたベテラン・フォワードのルオル・デンとの1年契約が合意に至ったと発表した。この一方を最初にリポートしたのは、ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者とThe Athleticのシャムス・シャラニア記者だった。 デンは、現地9月1日にロサンゼルス・レイカーズとの間で契約のバイアウトが成立したことで、晴れてフリーエージェントとなっていた。今回のデンとティンバーウルブズとの契約は、240万ドル(約2億7000万円)の1年契約と見られている。 デンは、レイカーズとの4年契約初年度の2016-17シーズンには56試合に出場したが(うち49試合に先発)、球団運営がマジック・ジョンソン球団社長とロブ・ペリンカGM(ゼネラルマネージャー)の手に移った昨シーズンは僅か1試合のみの出場に終わっている。 NBAキャリア14年を誇るデンは、昨シーズンのレイカーズで一番の高給取りだったが、既にチームの一員ではなかった。彼は開幕戦に出場しただけで(13分間の出場で2得点)、2試合目からはローテーションから外れ、長期に渡ってチームを離れることもあった。彼は、自分のプレースタイルがルーク・ウォルトンHC(ヘッドコーチ)がやろうとしている早いテンポの戦略に合わないと自覚していたらしく、レイカーズに怪我人が続出した状況下でも、試合に出場することを頑なに拒んでいたようだ。 33歳のデンが最も良いキャリアを送っていたのは、トム・シボドーHC(ヘッドコーチ)率いるシカゴ・ブルズに在籍していた2010年から2013年の間だ。シボドーHCは現在ウルブズのヘッドコーチをしている。 ウォジナロウスキー記者は、シボドーHCとデンの話し合いの内容について以下のようにリポートしている。 「シボドーHCは、デンとの間で出場時間や役割に関する約束を一切交わさなかった。しかし、現在ティンバーウルブズでプレーしている元ブルズの3選手(ジミー・バトラー、デリック・ローズ、タージ・ギブソン)同様、デンにも出場機会を得るチャンスが与えられるはずだ。」 デンは、2004年のNBAドラフト1巡目全体7位という高順位でブルズに指名され、NBAキャリアをスタートさせた。彼は、これまでのキャリア通算で1試合平均15得点6.1リバウンド2.3アシストという成績を残している。