日本時間1月12日(現地11日)、オクラホマシティ・サンダーがポートランド・トレイルブレイザーズと対戦し、139-77で勝利した。62点差はリーグ史上5番目の点差となる。サンダーは2012-13シーズンに45点差の勝利を2度達成していたが、その球団記録を塗り替えるとともに、26勝11敗としてミネソタ・ティンバーウルブズに並ぶウェスト1位となった。 今でこそリーグ上位に食い込む活躍を見せるサンダーだが、2021年12月にはメンフィス・グリズリーズにリーグ史上最大となる73点差で大敗するなど苦しい時を過ごしていた。その時ルーゲンツ・ドートとトレイ・マンは試合に出場し、欠場していたシェイ・ギルジャス・アレクサンダーとジョシュ・ギディーもベンチでその光景を見届けていたという。 ギルジャス・アレクサンダーは、「あの試合の後、僕たちは大敗したことに向き合い、二度とあの気持ちを味わうまいと誓ったんだ。今夜ここまで来るための燃料にはなったと思うよ」と約2年後の成長の糧となった一夜を振り返った。 サンダーは前日夜に敵地でマイアミ・ヒートに勝利した後、試合当日の午前3時にホームに戻り夜のブレイザーズ戦を戦うというタフなスケジュールだったものの、試合序盤から相手を圧倒。第3クォーター終了時には、118-56と大差をつけていた。 ブレイザーズにとっては、1998年2月のインディアナ・ペイサーズ戦で記録した65点に次ぐ得点差での敗戦。また、77点は過去2シーズンに行なわれた全試合のなかで最も低い得点となっている。 攻守でサンダーに圧倒されたブレイザーズは、指揮官のチャウンシー・ビラップスHC(ヘッドコーチ)も「正直言って最悪の状況だった。何もかもがうまくいかなかった」と完敗を認めている。