日本時間1月12日(現地11日)、NBAのアダム・シルバー・コミッショナーはフランス・パリで行なわれたブルックリン・ネッツ対クリーブランド・キャバリアーズの試合に先立ち、記者会見を開いた。その中でシルバーは、今季ラスベガスで初開催となったインシーズン・トーナメントについて、来季も実施する意向を明かしている。 シルバーはチームの球団社長たちとミーティングを行ない、コートのデザインやイベント名など修正の可能性について話し合ったという。その上で、「初開催となった今回の成功に満足しているし、数点微調した上で来年も間違いなく開催されるだろう。パートナーであるテレビ局と話をする中で、1年のうちでいつ開催するのがベストなのか、またフォーマットにも手を加える必要があるのか。そうしたことを検討していく」と語った。 さらにシルバーは、来季もパリでの公式戦を実施したい意思を示している。今夏のパリ五輪、フランス出身のビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)の存在があることで、NBAにとってフランスが重要なマーケットとなったのは明らかだ。 今回のパリゲームでは1試合のみの開催だが、次回は複数の試合を実施することも視野に入れているという。今季はフランス出身の選手が14人ロスター入りしており、アメリカ国外ではカナダ(26人)に次ぐ人数となっている。どの選手が凱旋しても喜ばれるだろうが、もしウェンバンヤマのスパーズがパリ行きとなれば、より一層盛り上がりそうだ。