ロサンゼルス・クリッパーズのジェームズ・ハーデンが、『The Athletic』のサム・アミック記者とのインタビューで、フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)からの移籍について語った。 ハーデンは、シクサーズの球団社長であるダリル・モーリーとは「とてもいい関係だった」と振り返るとともに、MAX契約を約束されていたと明かした。 「プレイオフで負けた1、2週間後には、どうすればチームを改善できるかということが話される。どうすれば良くなるのか、そういう状況は10年以上も続いていたんだ。ただ、今年は連絡がなかった。その時点で『なるほど、理解したよ』という感じだ。自分はとても賢いから、次はどうするか、自分が何をしたいのかを考えた。これがビジネスということは理解している。彼が組織のために最善を尽くさなければならないように、自分も家族のために同じようにしなければならない。簡単なことさ」 アミック記者が、モーリーはいつMAX契約について話したかを問うと、ハーデンは「(昨季の)プレイオフが始まる前。彼と自分のエージェントが話し合った」と語った。なお、シクサーズ側の情報筋は、チームがハーデンにそのような約束をしたことを否定している。 昨季終了後にハーデンはトレード希望を明かしていたものの、シクサーズはなかなか取引をまとめられず。その間ハーデンはモーリーを公然と批判するなど泥沼化していた。トレードがなかなか決まらなかったことについてハーデンは、「当初はシクサーズと10日以内にこの件について解決すると話していたのに、4か月半もかかった」と明かしている。 「結婚のようだった」とかつては強固な絆で結ばれていたモーリーとの関係を語ったハーデンだが、今回の一件で関係は完全にこじれてしまったことを改めて印象付けた。