アダム・シルバー・コミッショナーが、NBAオールスターをイースト対ウェストの東西対抗戦にフォーマットを戻すことを検討していると言及した。『ESPN』の番組に出演したシルバーは、インディアナで開催される2024年のNBAオールスターについて、「チームの発表について、より伝統的なものに戻すかもしれない。最近はキャプテンによるドラフトを行なってきたが、オールスターはこれまでイースト対ウェストというフォーマットによるものだった」と語っている。 また、NBAオールスターウィークエンドでは現地木曜日夕方から日曜夜の試合までに様々なイベントが催されるため、最終日の試合に出場する選手たちの体力を損なっているのではとシルバーは考えているようだ。そうした多くのイベントによってNBAオールスターの開催地が盛り上がる一方で、メインイベントである試合への注目が下がってしまっているという懸念も明かしている。 近年はドラフト制やターゲットスコアなど様々なルールを導入したNBAだが、ファンが見守るなかで行なわれるドラフトでは最後まで指名されない選手が明らかになってしまうなど課題もあった。2024年2月のNBAオールスターは以前のように東西対抗戦で行ない、ファン投票で先発、コーチ推薦で控えを選出する方法に戻るのだろうか。