マイアミ・ヒートへの移籍を望んでいるものの未だ動きが見られないデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)について、『ESPN』は最もリラード獲得に近いチームがトロント・ラプターズと報じている。マーク・J・スピアーズ記者は関係者の話として、ラプターズはリラードについてブレイザーズと話し合いの場を設けたものの、特に進展はなかったという。しかし一方で、リラードのトレード希望が明らかになって以降、ブレイザーズとヒートの間でも実現に向けた話し合いは進んでいないとスピアーズ記者は述べている。 関係者によると、ヒートはタイラー・ヒーローと2つの1巡目指名権をブレイザーズに提示したとされている。対するラプターズはパスカル・シアカム、スコッティ・バーンズ、OG・アヌノビー、ドラフト13位で指名した新人グレイディ・ディックのいずれかを含んだパッケージになる可能性があり、ブレイザーズはディックに興味を示していると言われている。 リラードのトレードはメディアデーより前にまとまると見る向きが多く、またトレードがまとまるか否かにかかわらずメディアデーとトレーニングキャンプには参加すると見られている。 リラード本人がヒート行きを強く望んでいると報じられている以上、他のチームへのトレードは起こりにくいと考えられていた。しかし膠着状態の今、スピアーズ記者が獲得の最右翼と推すラプターズが大型トレードをまとめるのだろうか。