6月に行なわれたNBAドラフト2023でポートランド・トレイルブレイザーズから全体3位指名を受けたスクート・ヘンダーソンが、新シーズンに向けた意気込みを語った。YouTubeチャンネル『Playmaker』に出演したヘンダーソンは、「目標は新人王を獲ることで、成し遂げて見せる」と断言した。 「これは自分が成長してきたマインドセットのひとつで、自分を疑ったことはない。常に良いプレイができるようにして、素晴らしいルーキーシーズンを送れると自分に言い聞かせる。『素晴らしいルーキーシーズンを過ごしたい』ではなく、『素晴らしいルーキーシーズンを過ごす』と言っているんだ。自分は素晴らしいキャリアを送るだろう。そしてそれは、すでに起きたこととして捉えている」 ヘンダーソンはNBA入り前にGリーグ・イグナイトで研鑽を積んでいた。7月のサマーリーグでは、ヒューストン・ロケッツ戦で15点、6アシスト、5リバウンドを記録。その後肩の負傷で離脱したものの、トレーニングキャンプには間に合うと見られている。 今年の新人王候補には、1位指名のビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)や昨季全休したチェット・ホルムグレン(オクラホマシティ・サンダー)らの名前も聞かれる。そんななかヘンダーソンはすでにGリーグでの経験があるだけでなく、もし同じPGであるデイミアン・リラードの移籍が決まれば、より大きな役割を果たすことになるだろう。 イグナイト時代には「俺は唯一無二」と断言したこともある19歳は、持ち前の得点力を発揮して有言実行となるか。