マイアミ・ヒートは日本時間5月26日(現地25日)、ボストン・セルティックスとのプレイオフ・カンファレンス決勝第5戦で97-110と敗れた。3連勝で王手をかけて2連敗を喫したが、大黒柱のジミー・バトラーは次戦の勝利を信じてやまない。『ESPN』のニック・フリーデル記者が伝えている。 ヒートは第1クォーターで15点のリードを奪われる苦しい展開。チーム全体のフィールドゴール成功率こそ51.3%とセルティックスを上回ったが、ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、マーカス・スマート、デリック・ホワイトとスタメン4人に20得点以上を許し、第4戦(99-116)に続いて大差で敗れた。 エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は試合後、「我々のオフェンスは少しバラバラだった」と振り返った。34分間の出場で14得点(フィールドゴール5/10、3ポイント0/2、フリースロー4/6)にとどまったバトラーは「この2試合は俺たちの本来の姿ではない。意図せずそうなってしまった。自分たちが決めたいシュートを沈められず、ディフェンスを途中でやめてしまった」と反省しつつ、「でも、それは簡単に修正できる。もっとハードにプレイすればいい。いつも言っているけど、次の試合は必ず勝つつもりで、一貫性を持ってやっていく」と改善は可能だと語った。 主力の1人であるバム・アデバヨも、「どうして僕たちが自信を失うんだい? プレイオフが始まった時、誰も(イースト第8シードの)僕たちを信じていなかった。みんな1回戦やカンファレンス準決勝で敗退すると思っていた。でも今、僕たちはカンファレンス決勝で1勝分リードしている。僕たちは常に自信を持っているし、それが消えることはない」と、2連敗のショックを感じさせない言葉を残している。 第6戦は5月28日(同27日)にヒートのホームで開催予定。2020年以来のNBAファイナルを決めることができるだろうか。