ダラス・マーベリックスのカイリー・アービングが、来季の所属先について「(決断を)急ぐつもりはない」とコメントした。自身のInstagramでライブ配信を行なったアービングは、今季終了後に無制限のFA(フリーエージェント)となる。そのため、SNS上には去就について様々な憶測が投稿されていた。 アービングは「ファンのみんな、今すぐ自分のことを(SNSで)言及するのは止めてくれ。お願いだ。まだウェストとイーストのカンファレンス決勝をやっているんだ。もちろんデンバーはファイナルに行く。そしてボストンかマイアミが勝ち上がるのを待っている」とコメント。自身よりも現在行なわれている試合に注目してほしいと語った。 さらに「自分のFAの計画がどうなっているのか、みんな話し合っているんだ。止めてくれ。みんな面白いのかもしれないけど、止めてほしい」と吐露している。 アービングが公の場でコメントするのは、4月にマーベリックスがサクラメント・キングスに勝利した時以来となる。またアービングは2月にブルックリン・ネッツからトレードでマーベリックスに入団した際にも、シーズンが終了するまで自身の去就に関する質問をしないでほしいとメディアにリクエストしていた。 今回、マーベリックスと最後までアービング獲得を争っていたと言われるロサンゼルス・レイカーズがプレイオフ・カンファレンス決勝で敗れたこと、またアービングがプレイオフでレイカーズ戦を2試合観戦したことがあったため、アービングに関する噂が一気に浮上した格好だ。 マーベリックスのマーク・キューバン・オーナーのニコ・ハリソンGM(ジェネラルマネージャー)は、オフの最優先事項としてアービングとの再契約を挙げている。ただし、5年2億7200万ドルというMAX契約を与えるかについては言及していない。 FAの交渉解禁まであと約1か月。アービングはどのような決断を下すのだろうか。