NBAは日本時間5月5日(現地4日)、2022-23シーズンのNBAハッスル賞にボストン・セルティックスのマーカス・スマートが史上初の2年連続で輝いたことを発表した。スマートはこれが通算3度目の栄冠となる。 ハッスル賞はスタッツにこそ現れないが、チームの勝利に貢献するプレイをする選手を評価するために2016-17シーズンからスタート。ディフレクション、ルーズボールの確保、チャージング誘発、スクリーンアシスト、ショットコンテスト(シュートに対してディフェンダーが間合いを詰める行為)、ボックスアウトなどが対象となる。 スマートは18-19シーズンに初受賞し、その後はモントレズ・ハレス(フィラデルフィア・76ers)、サデウス・ヤング(トロント・ラプターズ)、スマートが受賞していた。 NBA9年目の今季、スマートはレギュラーシーズン61試合に出場して平均11.5得点、自己最多の6.3アシスト、3.1リバウンド、1.5スティール、0.5ブロック、平均ルーズボール確保(0.8)で14位、チャージング誘発は11回、ディフレクションは同16位の平均2.6を記録し、チームはリーグ2位の57勝25敗と好成績を収めた。 『Celtics.com』のテイラー・スノー記者によれば、同僚のブレイク・グリフィンはスマートに関して「彼は守備面で誰もできないことをする。彼のプレイを見て観衆が熱狂すると、エネルギーがもたらされる」と称賛。マルコム・ブログドンも「誰とでも相性がいい選手だ」と語っている。 なお、ハッスル賞2位はドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、3位はアーロン・ネスミス(インディアナ・ペイサーズ)だった。