サクラメント・キングスは2022-23シーズンのNBAにおいて、サプライズチームの一つだった。ウェスタン・カンファレンスでデンバー・ナゲッツ(52勝28敗)、メンフィス・グリズリーズ(50勝30敗)に次いで3位(48勝32敗)につけ、2006年以来となる17年ぶりのプレイオフ進出を決めたが、殿堂入り選手のチャールズ・バークレーはプレイオフ1回戦での勝利に太鼓判を押している。 今季のキングスはNBA6年目のディアロン・フォックスがリーグ13位の平均25.2得点、ドマンタス・サボニスが平均19.2得点、12.4リバウンド、7.3アシストとチームを牽引。ケビン・ハーター、ハリソン・バーンズ、キーガン・マレーを加えた5人がスタメンとしてシーズンを通して固定され、マリーク・モンクが平均13.6得点、トレイ・ライルズが7.6得点とセカンドユニットも充実していた。 マイク・ビビー、ペジャ・ストヤコビッチ、ブラッド・ミラーを擁した2005-06シーズン以来のプレイオフ進出、20年ぶりのパシフィック・ディビジョン優勝を決めたキングス。第3シードをほぼ手中に収め、プレイオフ1回戦は6位との対戦になり、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(42勝38敗)かロサンゼルス・レイカーズ(41勝39敗)と激突することが濃厚だ。 ステフィン・カリー(ウォリアーズ)やレブロン・ジェームズ(レイカーズ)のようなスターを擁するチームに対して劣勢が予想されるが、往年の名選手であるチャールズ・バークレー『TNT』の番組『NBA Tip-Off』に出演した際、「キングスはプレイオフシリーズに勝つだろう。保証する! ウォリアーズかレイカーズと対戦することになるが、タフな1回戦になる。それでも彼らはシリーズをモノにするはずだ」と主張した。 キングスはプレイオフでも勢いをキープすることができるだろうか。