ブルックリン・ネッツのオーナーであるジョー・ツァイは日本時間11月12日(現地11日)、妻のクララさん、カイリー・アービング、アービングの家族とともに会談を実施し、アービングに反ユダヤ主義のマインドはないことを確信したという。『AP通信』のティム・レイノルズ記者が伝えている。 アービングは反ユダヤ主義の内容を含む映像作品のリンクを自身のSNSに投稿し、その後大きな騒動に発展した。ナイキは先週、アービングとの関係を一時停止すること、さらに最新シグネチャーシューズ『カイリー8』の発売をキャンセルしたと発表。ナイキを創業したフィル・ナイトは「カイリーは一線を越えてしまった。単純な話だ。彼は我々が受け入れられないようないくつかの声明を出した。そのことが我々の関係を終わらせた理由だ」とコメントしていた。 そのなかで、ネッツオーナーのツァイはアービングと対面の場を設け、状況を把握することに努めたようだ。自身のツイッターで「我々はお互いを理解するために充実した時間を過ごした。カイリーがユダヤ人やそのグループに対して憎悪の念を持っていないことは明らかだ」と説明している レイノルズ記者によれば、NBPA(NBA選手会)はアービングの状況はまもなく解決されることを期待していると選手たちにメールで通達。「ネッツとカイリーは、NBA、NBPAとともに、教育のプロセスに向けて建設的に取り組んでいる」としている。 アービングの出場停止が解け、コートに戻る日はいつになるだろうか。