9月30日(金)、さいたまスーパーアリーナでゴールデンステイト・ウォリアーズとワシントン・ウィザーズのプレシーズンマッチが行なわれ、96-87でウォリアーズが勝利した。試合後に行われた記者会見に登場したウィザーズのブラッドリー・ビールは、以下のようにコメントをしている。 ――新加入の選手ともたくさんプレイしたがいかがでしたか? ビール:楽しかったよ。いいプレイもあったし、まだまだ課題もあったが、今はポルジンギスをはじめケミストリーを作っていくことが重要。そしてディフェンス面でももっと意識を高めていかないといけない。初めて一緒にプレイする選手も多かったがいい印象を持ったよ。(モンテ)モリスはいいポイントガードでシュートレンジも広い。(八村)塁も非常に攻撃的だった。それはチームとして必要としていたことなんだ。チームに限界はない。やるべきことをやってもっと上手くなっていきたい。 ――ケミストリーを作ることはどれほど重要ですか? ビール:とても重要だ。日本には家族がついて来ていないから、こういった遠いところで一緒に行動して、ケミストリーを作って絆を構築する。たくさん時間を一緒に過ごしているよ。今夜、(八村)塁が夕食に連れていってくれるということなのでとても楽しみにしている。 ――1月末以来 の試合だがどのように感じた? ビール:いい状態だ。フロアに戻ってこられたとワクワクしていたし、1月末、2月以来かな。チームに戻って一緒に走ったりできたことはとても良かった。最高の仕事だよ。状態はいいよ。 ――観客が八村をとても受け入れていましたね? ビール:本当に特別な体験だと思う。塁は非常に成長した。そして今は自信もあるし、プレイのレベルも上がっている。今回は日本でプレイして、日本のファンも八村がどれだけ特別な存在かをちゃんと認めているし、私たちにとっても塁はとても重要なメンバーだ。 ――ウィザーズのリーダーとして契約延長をしました。八村にも残ってほしい? ビール:もちろんだ。塁と一緒にプレイすることはとても楽しいし、彼は特別な才能を持っている。今シーズン、もっとレベルアップした姿を見ることができると思う。彼は問題に直面してもそれを乗り越えていく。チームの一員としてディフェンスも強いし、ミスマッチがあったらそれを活用することができる。NBAのゲームにも慣れているし、どんどん成熟していくと思う。チームにとって最高の3番(SF)だと思うよ。 ――最初のポゼッションはデザインされたプレイ?ポルジンギスとのプレイについては? ビール:いい質問をありがとう。プレイはちゃんとデザインしたものだ。実は今朝コーチがこれをやろうとデザインして指示したんだ。私自身、前回の試合がとても前だったので、このプレイを通して、きちんと決めてゲームの流れに乗れたことは非常に嬉しかった。ゲームの最初のプレイだったからね。ポルジンギスとのプレーは楽しいよ。私が一緒にプレーしたことのあるビッグマンとしては一番才能があると思う。身長もあるし、スキルもある。タフですし、シュート能力もある。自分勝手ではない、周りに配慮できるプレイヤーだ。相手チームはガードするのが難しいと思うよ。 ――塁が連れていってくれるレストランはどこですか? ビール:わからない。多分ステーキハウスじゃないかな。メンバーみんなステーキが好きなので。塁はたくさん食べるよ。 ――塁は1年目シャイでしたが、今は変わってきましたか? ビール:今はアメリカで時間を過ごして、大学、NBAといろいろなゲームを学んできた。若い選手はNBAに入ってくるときだいたいシャイだ。私は今でもそうだよ。塁は成長しているし、進化している。メンバーとたくさんの時間を過ごして、ゲームを理解してくると自信もついてくるし、殻を破って外に出る機会も増えてくるよね。