ジャズがドノバン・ミッチェルをキャバリアーズへトレード 本格的な再建へ

日本時間9月2日(現地1日)、ユタ・ジャズはドノバン・ミッチェルをクリーブランド・キャバリアーズへトレードすることで合意したようだ。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。 レポートによるとジャズはミッチェルの代わりに、ラウリ・マルカネン、今年のドラフト1巡目14位で指名したルーキーのオチャイ・アバジ、コリン・セクストン、3つのドラフト1巡目指名権(2025年、2027年、2029年)、2つのドラフト指名交換権(2026年、2028年)をキャバリアーズから得るという。 なお、セクストンは4年7200万ドルのサイン&トレードに合意したと、エージェントのクラッチ・スポーツCEOリッチ・ポールが明かしている。 昨季44勝を挙げたキャバリアーズは、オールスターのダリアス・ガーランドとジャレット・アレン、2年目のエバン・モーブリーという勢いのあるロスターに、リーグ随一の得点力を有するミッチェルを加えることに成功。一気にイースト上位を争えるチームとなった。 ジャズは今回のミッチェル、そして7月にはセンターのルディ・ゴベアもミネソタ・ティンバーウルブズにトレードし、クイン・スナイダー前HC(ヘッドコーチ)も辞任するなど、本格的な再建に舵を切った。今回のトレードで獲得した分も含め、ジャズは2029年までの今後7年間で合計13個のドラフト1巡目指名権(プロテクトありも含む)を保有。また、今年のドラフトでNBA入りしたルーキー2人を獲得している。 キャバリアーズは先週末までジャズと交渉していたが、合意に至らなかったため一度話し合いを打ち切ったようだ。しかし、キャバリアーズのコビー・アルトマンGMは週明けに再びジャズへ連絡を入れ、そこから48時間以内に今回の取引をまとめた。 長らくミッチェル獲得に興味を示していたニューヨーク・ニックスは、RJ・バレットを軸としたトレードにクエンティン・グライムズを含めることに難色を示していたと、情報筋は語っているという。その後バレットは、8月30日(同29日)に4年1億2000万ドルでニックスと延長契約を結んでいる。

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