ダラス・マーベリックスは、日本時間5月3日に行われたフェニックス・サンズとのカンファレンス準決勝第1戦に114-121で敗れ、シリーズ黒星スタートとなった。大黒柱のルカ・ドンチッチが45得点を挙げながら一度もリードを奪えない苦しい展開に、ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)はほかの選手の奮起を促している。『ESPN』のティム・マクマホン記者が伝えた。 マーベリックスは前半だけで75得点を奪われるなど、クリス・ポール、デビン・ブッカー、ディアンドレ・エイトンを中心としたサンズの猛攻を抑えられず。一度もリードを奪えず、逆に最大21点差をつけられ、第1戦は完敗を喫した。 ドンチッチは今季の最優秀守備選手賞の投票で2位にランクインしたサンズのミケル・ブリッジズ相手に45得点(フィールドゴール15/30、3ポイント4/11、フリースロー11/14)、12リバウンド、8アシストとトリプルダブル級の活躍を見せたが、それ以外のスターター4人は計39得点止まり。ドンチッチ個人の得点がほかの先発4人の合計を上回るのは、プレイオフ通算17試合目で2回目となった。 サンズのモンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)は、「1人(ドンチッチ)に45得点取られるのは好ましくないが、私は相手のアシスト数を見る。彼ら(マブズ)は16個しかない。マキシ・クレバーは何本か3ポイントを決めたが、ほかのオプションは少なかった」とコメント。対するマーベリックスのキッドHCは、「ペイント内、3ポイント、ミッドレンジ、そしてチームメイトにショットも撃たせた。ルカは素晴らしいプレイをしたと思う。他に誰かパーティに参加しないといけない」と周囲の奮起を要求した。 ドンチッチは試合後、「もっとペイント内で攻めないといけない」「もっと良いディフェンスをしないといけない」と語っており、5月5日(同4日)に行われる第2戦以降でどのように修正してくるかが見ものだ。