NBA9年目を迎えたユタ・ジャズのルディ・ゴベアは、リーグ屈指の守備型センターとしての地位を確立している。2022年には30歳を迎えるなかで、飽くなき向上心を覗かせている。 2013年のドラフト1巡目27位でデンバー・ナゲッツに指名され、トレードでジャズに加入したゴベア。2014-15シーズンの途中から定位置を確保すると、2017年には初めてオールディフェンシブ1stチーム、ブロック王に輝いた。 2018、19、21年と最優秀守備選手賞も受賞しており、その実力は誰もが認めるところ。ゴベアは『The Athletic』のトニー・ジョーンズ記者とのインタビューで、食事制限、十分な睡眠を採ることを徹底していると明かした。 「コンディションが良くなければ、選手としてどれだけ上手くても、どんなスキルを持っていても関係ないし、チームを助けられない。それが俺のモチベーション。チームとチームメイトに貢献したいだけだ」 ゴベアは2020年12月、NBA史上3番目に高額となる5年総額2億500万ドル(約235億円)のスーパーマックス契約でジャズと契約延長した際、殿堂入りセンターのシャキール・オニールから糾弾されるなど矢面に立った。それでも、本人はチームの成功のためにすべてを注ぐ覚悟だ。 「毎日批判を受けている。ただ、俺は最高のルディ・ゴベアになろうと努力している。ルーキーイヤーの時の俺とは違うことを理解してもらいたい。進化し続けたいし、勝ちたい。お金のためじゃなく、チームとして人々が20年、30年、100年と覚えていることを成し遂げたいんだ」 1997-98シーズン以来のNBAファイナル進出なるか、ゴベアの奮闘に期待が懸かる。