ワシントン・ウィザーズは日本時間10月23日(現地22日)に行われたインディアナ・ペイサーズ戦をオーバータイムの末に135-134で制し、開幕2連勝を飾った。26得点(フィールドゴール10/17、3ポイント5/8、フリースロー1/2)、11リバウンドの活躍を見せた新加入のカイル・クーズマは、新天地移籍が正しかったと痛感しているようだ。『CBSスポーツ』のサム・クイン記者が伝えた。 ウィザーズは今夏、昨季平均22.2得点、11.5リバウンド、11.7アシストと自身4度目のシーズン・トリプルダブルを記録したラッセル・ウェストブルックをロサンゼルス・レイカーズへ放出。計5チームが絡む大型トレードで、クーズマ、ケンテイビアス・コルドウェル・ポープ、モントレズ・ハレル、スペンサー・ディンウィディー、アーロン・ホリデー、アイザイア・トッド、2022年のドラフト2巡目指名権を獲得した。 八村塁が個人的な事情による離脱が続き、エースのブラッドリー・ビールも右股関節挫傷でペイサーズ戦を欠場したなか、ディンウィディーとクーズマがチームを牽引。レイカーズで伸び悩み感があったクーズマは、ウィザーズでの2試合で平均18.5得点、13.0リバウンド、3ポイント成功率41.2%を記録している。 ウェストブルックのトレードは大きな注目を集めたが、クーズマは現役トップクラスのポイントガードに敬意を払いつつも、チームの決断は正しかったと持論を述べている。 「10回中10回、そのトレードをしなければいけない。1人の選手と引き換えに、5人のグッドプレイヤーを手に入れられるなら、それは理にかなっている。ウェストブルックが将来の殿堂入り選手なのは間違いない。信じられない実力を持っている。そこは勘違いしないでほしいけどね」 「だけど、特にワシントンのようなチームにとって、過去数年の成績を見ると、ここでは必ずしも十分な選手だったとは言えない。もしGM(ゼネラルマネージャー)だったら、トレードに踏み切らないといけない。スマートな決断さ」 クーズマがシーズンを通してビールに次ぐ活躍を見せられれば、ウィザーズとしては今季はもちろんのこと、来シーズンにも大きな希望を持てるだろう。