スタン・バンガンディ前HC(ヘッドコーチ)を更迭し、後任としてフェニックス・サンズのウィリー・グリーンAC(アシスタントコーチ)を招聘するために交渉を進めるなど、ニューオーリンズ・ペリカンズは来季のプレイオフ進出に向けて着々と準備を進めている。そしてロスターについては、トロント・ラプターズのカイル・ラウリーの獲得を狙っているとの噂がある。 マーク・スタイン記者はリーグ関係者から聞いた話として、ペリカンズがラウリー獲得を目論んでいると自身のツイッターで明かした。 「ラウリーを狙うチームはいくつかあるだろうが、ザイオン・ウィリアムソンとともにプレイオフ出場を叶えたいペリカンズが、ラウリー獲得レースに参戦したいと思っているのは明らかだ」 ペリカンズにはラウリーと同じPGのロンゾ・ボールがいるが、オフに制限付きFAとなる見込みで、他チームが条件を提示してもそれにマッチしない可能性が囁かれている。そこで、無制限FAとなるラウリーに触手を伸ばすというのだ。 35歳のラウリーは今なおオールスター級の力があるだけでなく、強烈なリーダーシップも備えている。ウィリアムソンやブランドン・イングラムなど若手の多いペリカンズにとって、優勝経験も備えるベテランはうってつけの人材と言えるだろう。 ただし、ペリカンズはイングラム、エリック・ブレッドソー、スティーブン・アダムズと高額契約が残っており、ラウリーを迎え入れるには低年俸を呑んでもらうか、サイン&トレードを行なう必要があると見られている。経験豊富な司令塔獲得に向け、フロントはどのような策を講ずるだろうか。