プレイオフ1回戦で対戦しているブルックリン・ネッツとボストン・セルティックスは、日本時間5月29日(現地28日)にシリーズ第3戦を戦う。 古巣セルティックスファンの前で初めてプレイするネッツのカイリー・アービングに注目が集まるなか、セルティックスのマーカス・スマートはファンに適切な対応を取るように求めた。スマートが28日(同27日)に語った内容を、『ESPN』のティム・ボンテンプス記者が伝えている。 「ファン、そして観客に、全選手をリスペクトしてほしいと思っている。僕らは観客を魅了するためにプレイしている。だから、お互いにリスペクトを持つようになりたい。ファンが会場に戻り、複数の事件がリーグで起きているが、僕らのファンにはそうならないでほしい。選手に対してコート内外で敬意を払ってほしい」 セルティックスの地元ファンは、対戦相手を必要以上に激しく揶揄することで知られている。2019年にフリーエージェントとしてセルティックスを去りネッツに加入したアービングには、第3戦で厳しい野次が飛ぶことが予想されるが、スマートは選手をリスペクトして適切な対応を取るようにとファンへメッセージを送った。 NBAでは27日(同26日)に行われたフィラデルフィア・76ers対ワシントン・ウィザーズ戦で、ウィザーズのラッセル・ウェストブルックが足首を痛めてロッカールームへ戻る際、頭上から観客にポップコーンをまかれるというトラブルが発生。また、ニューヨーク・ニックス対アトランタ・ホークス戦では、ホークスのトレイ・ヤングがニックスのファンから唾を吐かれ、ユタ・ジャズ対メンフィス・グリズリーズ戦ではジャズのファン3人がグリズリーズのジャ・モラントの家族を野次っていたことが明らかとなっている。