日本時間5月26日(現地25日)、フェニックス・サンズはホームでの第2戦でロサンゼルス・レイカーズに敗れ、シリーズは1勝1敗のイーブンとなった。そんななか、サンズのクリス・ポールは第1戦で右肩を負傷したにもかかわらず、この第2戦にも出場。勝利への執念をコートで示したが、出場時間は22分にとどまり終盤はベンチに下がっていた。試合後に「見ていられなかった」と心境を吐露したサンズのモンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)の言葉を、『ESPN』が伝えている。 「彼は腕を抱えながらプレイしていた。そんな状態でプレイしようとしている彼を見ていられなかった。彼は戦っていた。みんな知っての通り、彼は戦士だ。私が彼を下げる決断をした」 ポールが負傷したのは24日(同23日)に行なわれた第1戦、第2クォーター残り9分24秒の場面だ。ポールはレイカーズのテイレン・ホートン・タッカーがレイアップをミスしてそのリバウンドを取りに行った際、後方からプットバックでのレイアップを決めたレブロン・ジェームズと接触。そこでバランスを崩すと味方のキャメロン・ジョンソンの右腕と自身の頭がぶつかり、その衝撃を受けて右肩を抱えながらコートに倒れ込んでいた。 第2戦の敗戦後、ウィリアムズHCはポールの怪我の詳細や第3戦での出場について明言しなかったが、ポールの肩の状態が芳しくないことは「かなり明らか」と述べた。 「自分の思い通りのパスが出せていなかった。次の48時間でよくなることを祈っているよ」 サンズとレイカーズの第3戦は、28日(同27日)に行なわれる。