今季終了後に現行契約が終わりフリーエージェント(FA)となるトロント・ラプターズのカイル・ラウリーの獲得に、ニューヨーク・ニックスが興味を示していると報道された。『SNY』のイアン・べグリー記者は、ニックスがポイントガードの補強を画策しており、ラウリーもその候補の1人であると伝えた。 「ニックスはデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)や、トレードを要求するかもしれないスター選手の状況を注視している。加えてデニス・シュルーダー(ロサンゼルス・レイカーズ)、ロンゾ・ボール(ニューオーリンズ・ペリカンズ)、そして情報によればカイル・ラウリーが、オフシーズンの獲得候補に挙がっているという」 ラウリーは今季46試合で平均17.2得点、5.4リバウンド、7.3アシスト、1.0スティール、3ポイント成功率39.6%を記録。35歳となってもまだ衰えは見られず、シーズン終了後のFA市場では目玉選手の1人として注目されている。 最低でも2年5000万ドル程度の契約を求めていると言われるラウリーには、ニックスをはじめ、今季中にトレードでの獲得が噂されたマイアミ・ヒート、ラウリーの地元であるフィラデルフィア・76ersなどが関心を示していると報道されている。 今季ニックスは38勝30敗と好成績を残しており、2012-13シーズン以来のプレイオフ出場を視界に捉えている。ポイントガードは、エルフリッド・ペイトン、デリック・ローズ、イマニュエル・クイックリー、フランク・ニリキーナといった選手が務めるているが、ペイトン、ローズ、ニリキーナは今季限りで契約が切れる。ジュリアス・ランドルとRJ・バレットを軸に来季さらに飛躍するべく、6度のオールスター出場を誇るラウリー獲得に動くのか。オフの動向に注目だ。