ヒューストン・ロケッツが、未所属のデマーカス・カズンズと1年のベテランミニマム契約でサインすることに合意したと、『The Undefeated』のマーク・スピアーズ記者が報じている。 30歳のカズンズは、2010年ドラフト1巡目全体5位指名でサクラメント・キングスに入団。2014-15シーズン以降は平均20得点、10リバウンド以上をコンスタントに挙げるリーグ屈指のビッグマンとして活躍し、2015年から4シーズン連続でオールスターにも選出されていた。 しかし、ニューオーリンズ・ペリカンズ移籍2年目の2018年1月に、左足のアキレス腱を断裂。2018-19シーズンはゴールデンステイト・ウォリアーズに加入したが、シーズンの多くをリハビリに費やして30試合出場にとどまった。2019-20シーズンはロサンゼルス・レイカーズに加入したが、開幕前に今度は左膝の前十字靭帯を断裂。その結果、1試合もプレイすることなく今年2月に契約を解除され、そのまま未所属でシーズンを終えていた。 過去の実績は申し分ないものの、直近3シーズンは故障で満足にプレイできていないカズンズが、どこまでのプレイを見せられるかは未知数。また、昨季まで極端なスモールボールをメインのスタイルにしていたロケッツに、カズンズが対応できるかも分からない。ただ、ロケッツはオフに身長208cmの若手ビッグマン、クリスチャン・ウッドをサイン&トレードで獲得することで合意。スモールボールからの路線変更も囁かれている。 カズンズがオールスターレベルの選手に復活できるようであれば、ロケッツにとってこれ以上ない補強となる。それだけに、怪我なく新シーズンをプレイできるか注目となる。