「NBA Rakuten」は日本時間8月26日(水)午前10時からダラス・マーベリックスとロサンゼルス・クリッパーズのプレイオフ1回戦の第5戦を配信する。シリーズはここまで2勝2敗のタイ。勝てばカンファレンス準決勝進出に王手となるため、両チームにとって重要な一戦となる。 マブスは第4戦でドンチッチが劇的なブザービーターを含む43得点、17リバウンド、13アシストのトリプルダブルと大暴れで135-133の勝利に貢献。第3戦で痛めた左足首の怪我を物ともしない活躍を披露した。ドンチッチだけでなく、トレイ・バーク(25得点)、ティム・ハーダウェイJr.(21得点)が20得点以上を記録するなど、脇役の活躍も光る。特にハーダウェイJr.は今プレーオフ4試合で平均19.5点と、レギュラーシーズンから約4点上積みするなど好調だ。第5戦でも調子を維持し、ドンチッチの負担を減らしたい。 気になるのは、第4戦の試合前に右膝に違和感を感じて欠場した第2のエース、クリスタプス・ポルジンギスの状態だ。MRIでは骨などに異常は見られず、第5戦は当日の様子を見て出場の可否を決めるという。コートに立てればマブズにとって大きなプラスになることは間違いない。
対するクリッパーズはディフェンスの立て直しが急務だ。今季、レギュラーシーズンとポストシーズン含めて120失点以上の試合は6勝12敗と負け越している。第4戦では21点のリードを奪いながらも逆転負けを喫しており、試合後の会見でドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は「今日は精神面で弱かった。相手が追い上げてきたとき我々は崩れ落ちた」とメンタルの問題を指摘した。 オフェンスの方ではポール・ジョージの奮起が待たれる。第1戦では27得点を記録するもその後の3試合は平均11.3点、フィールドゴール成功率21.3%、3ポイント成功率16.0%と全く元気がない。その影響か、ディフェンスでもドンチッチに攻められるシーンが多く、攻守で存在感を示せていない。「僕がシュートを決められたら状況は変わる」と本人が語るように、リーグ屈指の2ウェイプレイヤーがスランプから抜け出せるかが、クリッパーズ最大の焦点となる。
ジャズ vs ナゲッツ 第5戦(午前7時30分) 第4戦で51得点を記録したジャズのドノバン・ミッチェル。今プレイオフ平均39.5点を叩き出すエースは、チームをカンファレンス準決勝へ導けるか。崖っぷちのナゲッツはプレイオフの球団史上最多得点(50)を塗り替えたジャマール・マレーの爆発に期待を懸ける。若きスコアラー同士の撃ち合いを見逃すな。