NBAはフロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内に設けたバブル(隔離地域)でシーズンを再開させた。8月17日(日本時間18日)からプレイオフもスタートしたなか、マイアミ・ヒートのジミー・バトラーがコーヒーの販売を始めたと『ESPN』が報じている。
NBAではコーヒー好きの選手が多く、ユタ・ジャズのジョー・イングルズは自分のロッカーにカセット式のエスプレッソマシンを持ち込むほどだが、コーヒーの販売まで手掛けるのはバトラーが初めてだ。 先日、『ESPN』で放送されたレイチェル・ニコルズ記者とのインタビューの中で、バトラーは「ここ(バブル内)ではコーヒーを買うことが困難なんだ。だから、俺は3000杯のコーヒーを準備しようと思っている。そうすれば、みんなにコーヒーを提供できるはずだ」と語っていたが、それは決して冗談ではなかった。 ただ、問題なのは、そのコーヒーの値段だ。 ヒートの同僚マイヤーズ・レナードがツイッターにアップした、バトラーのコーヒーショップ『BIG FACE COFFEE』のメニュー表には、ラテ、アメリカーノ、エスプレッソなど9種類のメニューと、スモール、ミディアム、ラージの3つのサイズが記載されているが、その価格はすべて「現金払いのみで1杯20ドル(約2100円)」という高額な値段で統一されているのだ。 20ドルは高額な年俸を稼いでいるNBA選手にとっては小銭程度の感覚で、オールスター選手のバトラーが1杯1杯フレンチ・プレスで淹れるコーヒーには払う価値のある値段かもしれないが、果たして最終的な売り上げはどうなるのか、気になるところだ。