フィラデルフィア・76ers(以下、シクサーズ)のベン・シモンズが、7月26日(日本時間27日)に行われたオクラホマシティー・サンダーとのスクリメージ(練習試合)で活躍を見せたアル・ホーフォードを称賛した。『USA Today』のカイ・カーリン記者が報じている。 ホーフォードはこの日、右ふくらはぎの故障により欠場したジョエル・エンビードに代わって先発出場し、3ポイントシュート4本を含む13得点、9リバウンドをマーク。14得点、11リバウンド、9アシストの活躍を見せたシモンズが、ホーフォードの力強いパフォーマンスについて語った内容をカーリン記者は紹介している。
「これがアル(ホーフォード)本来の姿だ。彼はチームを最優先に考えられる優秀な選手で、バスケットボールIQも素晴らしく高い。彼は試合をどう進めて行くべきかを理解しているし、ディフェンス面でもチームに貢献できる。彼がチームにいてくれて嬉しいよ。僕らは今後さらに進化し、自信をつけていくだろう。試合を重ねていく上で、チームケミストリーも改善されている」 昨オフにシクサーズに加入したホーフォードは、今季平均12.0得点、6.9リバウンド、4.1アシストを記録しているが、オールスターセンターのジョエル・エンビードとの併用が上手く機能せず、シーズン中断前には先発から控えに降格。一時はシーズン終了後にチームがホーフォードの放出を検討しているという噂も流れていた。しかし、自身の役割を受け入れ、チームファーストの精神に徹するホーフォードに対する評価は、シーズン再開を前に高まっている。 5度のオールスター選出を誇り、プレイオフの経験も豊富なホーフォード。シクサーズ優勝のラストピースとして、再開シーズンで真価を発揮できるか。