ワシントン・ウィザーズが、ケリー・ウーブレJr.とオースティン・リバースとの交換でフェニックス・サンズからトレバー・アリーザを獲得したことを正式に発表した。 ウィザーズのアーニー・グランフェルド球団社長は「トレーバーは、リーグで最も効果的で多才な選手としての地位を10年以上に渡って確立してきた。彼のリーダーシップや、リーグで最も尊敬されるプロフェッショナルの1人である彼の経験について、我々は熟知している。彼が再びチームに戻ってきたことを嬉しく思っている」とコメントした。 アリーザがウィザーズでプレーするのは、これが2度目だ。彼は2012-2014シーズンの2シーズンの間ウィザーズに在籍し、1試合平均12.3得点、5.6リバウンド、2.3アシスト、1.5スティール、スリーポイントシュート成功率39.3%を記録し、2014年のNBAプレーオフでウィザーズがカンファレンス・セミファイナルに進出する原動力となった。彼は、サンズ、ヒューストン・ロケッツ、ウィザーズ、ニューオリンズ・ホーネッツ、ロサンゼルス・レイカーズ、オーランド・マジック、ニューヨーク・ニックスでプレーしたこれまでの15シーズンで968試合に出場し(うち667試合に先発)、1試合平均10.5得点、4.8リバウンド、2.1アシスト、1.5スティール、スリーポイント成功率35.3%という成績を残している。今シーズン、彼はサンズでプレーした26試合全てに先発し、1試合平均9.9得点、5.6リバウンド、3.3アシスト、1.5スティールを記録している。 プレーオフで102試合に出場し(うち90試合に先発)、1試合平均10.3得点、5リバウンド、1.9アシスト、1.4スティール、スリーポイント成功率36.7%を記録しているアリーザは、ウィザーズにプレーオフの経験をもたらすだろう。彼は、レイカーズ時代の2009年のプレーオフで23試合全てに先発し、11.3得点、4.2リバウンド、2.3アシスト、1.3スティール、スリーポイント成功率47.6%を記録して優勝に大きく貢献している。 2015年のNBAドラフト当日のトレードでウィザーズに入団したウーブレJr.は、ウィザーズでプレーした252試合で1試合平均8.9得点、3.5リバウンドという成績を残している。今シーズン、彼は29試合に出場して1試合平均12.9得点、4.4リバウンドを記録している。 今年6月26日(現地時間)のトレードでウィザーズに移籍したリバースは、今シーズン出場した29試合で1試合平均7.2得点、2.4リバウンドという成績を残している。 グランフェルド球団社長は、「ケリーは、我々のシステムの中で技術を高め、優秀なローテーション・プレーヤーへと成長した。また、彼はワシントンの地域にも多大な貢献をした。我々は、そんな彼の功績を讃えたい。オースティンも、短い間ではあったがチームに貢献してくれた。我々は、彼らが今後も素晴らしいキャリアを送ることを祈っている」とコメントしている。