NBAコミッショナー、シーズン再開について言及「挑戦する義務がある」

NBAのアダム・シルバー・コミッショナーが、『ESPN』の番組『The Return of Sports』に出演し、現地7月30日(日本時間31日)からのシーズン再開についての思いを語った。 番組でコミッショナーは、シーズン再開は利益優先の決断ではないと強調している。

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「多くの人々は、財政的な要素について指摘している。ただ、現時点においてプレイするか、しないかで得られる違いは、特に再開するための莫大な費用を考えると皆さんが思っているほど大きくない」 「それよりNBAのコミュニティ全体の感覚として、私たちは再開に挑戦する義務がある。何故なら、このまま傍観者でいることは、本質的にはウイルスに屈することになるからだ」 リーグと選手会がシーズン再開に向けて動き出しているなか、カイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)やエイブリー・ブラッドリー(ロサンゼルス・レイカーズ)のように再開を疑問視する選手たちに関する報道も出てきている。選手たちのなかには、ウイルスによる健康不安、再開による長期間の隔離生活への懸念、米国内で巻き起こっている人種問題から目を逸らす結果になることへの危惧など、様々な思いがあるようだ。 しかし、コミッショナーは、「社会正義の観点からも、NBA選手やより広いコニュニティーが、これらの問題に注目を集める機会になる。何故なら、この再開を成功することができれば、フロリダ州オーランドでのNBAに世界の注目することになる」と主張し、リーグを再開することで、より多くの人々に対して問題提起ができると語った。

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