ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムはNBA3年目の今シーズン、キャリアハイの平均23.6得点、7.1リバウンド、2.9アシストを記録してオールスター初出場も果たした。成長著しい22歳に元同僚も、「リーグで最高の選手の一人になるための道を進んでいる」と最大限の賛辞を送っている。 名門デューク大出身のテイタムは、2017年のドラフト1巡目3位指名でセルティックス入り。ルーキーイヤーからスタメンの座を掴むと、平均得点を13.9→15.7→23.6と着実にアップさせ、チーム随一のポイントゲッターに成長した。今年2月には平均30.7得点、7.9リバウンド、3.2アシストの大活躍でイースタン・カンファレンスの月間最優秀選手に輝いている。 そんなテイタムについて『Celtics Talk Podcast』で語ったのは、2017-18シーズンに同僚だった27歳のシェーン・ラーキン(現アナドル・エフェス)だ。 テイタムは先日、「ドラフト前はフェニックス・サンズ入団を希望していた」と2017年当時の胸中を明かしたが、ラーキンは「お前には素晴らしい才能がある。まだ19歳だ。今は耐えて、リラックスするんだ。時が来たらお前はこのリーグでトッププレイヤーの一人になる」と声をかけて自分のプレイに集中するように促していたという。 当初からその実力を認めていたラーキンにとっては、今季の目覚ましい活躍も驚きではないようだ。 「自分の目指すものに辿りつくには1~2年かかることもある。今年はまさに彼の時間だ。素晴らしい成長を見せて、リーグで最高の選手の1人になるための道を進んでいる。彼がリーグの“顔”になれない理由は見当たらない。サイズ、手足の長さ、バスケットボールIQ、必要なあらゆる能力がある。ディフェンスもできて、競争心も高い。まだ若いし、とてつもない可能性を秘めている。俺は嬉しいよ」 レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)からも「若きキング」と一目置かれるテイタムが、今後どのような成長曲線を描いていくのか、注目を集めそうだ。