シカゴ・ブルズが最後に優勝を飾った1997-98シーズンを追跡したドキュメンタリー10部作『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』が完結した。そんななか、殿堂入り選手のマジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)が、『ESPN』の名物コメンテーターであるスティーブン・A・スミスとのインタビューの中で「マイケル・ジョーダンがいた時代でも通用する現役選手5名」について語っている。 「それは簡単な質問だ。まずはレブロン・ジェームズ(レイカーズ)。そしてケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)だ。デュラントは、どんな時代であっても楽々と得点するはず。それからステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は、あの時代でも今と変わらないぐらいシュートを決められると思う。私は、カリーのプレイを見るのが好きなんだ。あとは、アンソニー・デイビス(レイカーズ)と、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)も、間違いなく通用するだろう」 元レイカーズのシャキール・オニールが先週、「直近5シーズンのウォリアーズは、自分がプレイした時代では通用しない」とコメントしていたように、一部でカリーのフィジカルレベルでは当たりの激しい時代のNBAに対応できないとの声もある。しかし、『NBC Sports BayArea』のアリ・タナワラ記者は、ジョーダンの宿敵デトロイト・ピストンズを率いたアイザイア・トーマスを引き合いに出し、その意見に反論している。 「カリーはジョーダンの時代にプレイするには小柄すぎると言われているが、デトロイト・ピストンズの元スター選手のアイザイア・トーマスはカリーよりも小柄だったにも関わらず、オールスターに12回選出され、ジョーダンがいたシカゴ・ブルズを破って2度優勝した。それに、カリーは当時のNBAでも通用するだけのタフさを持っている」