ポートランド・トレイルブレイザーズは、5月8日(日本時間9日)からチーム施設での限定的な個人練習を再開した。その初日に練習を行なった選手の1人であるザック・コリンズが、同日に開催され、自身も参加したアダム・シルバー・コミッショナーとのオンライン会議での感想を『NBC Sports』の取材で語っている。 「90分の時間が与えられ、そのあとに次のグループが来る。以前はもっと長く滞在できていて、ロッカールーム、シャワー、サウナ、浴槽も使えた」と、慌ただしいスケジュールの中でワークアウトを行う必要があったと練習を振り返ったコリンズ。 練習解禁日と同じ日に実施されたNBAコミッショナーのアダム・シルバーによる全選手対象のオンライン会議では、リーグ再開への手応えを深めたと伝えている。 「コミッショナーの話を聞いて、僕たちはシーズン再開に自信を持っている。ただ、それは近いうちに起こるものではないかもしれない。トーナメント、もしくは試合数が少なくなったりするかもしれないが、彼の話しではレギュラーシーズンは何からの形で行われそう。特にウェストはプレーオフ出場の可能性があるチームが多いからね。あと彼は(今シーズンの)全てを終わらせるための時間はまだ残されていると話していて、それを聞いて励まされたよ」 29勝37敗の成績を残すブレイザーズは、プレイオフ最後の切符となるウェスタン・カンファレンス8位のメンフィス・グリズリーズとは3.5ゲーム差の同9位につけている。ウェストではその他にも、ニューオーリンズ・ペリカンズ、サクラメント・キングス、サンアントニオ・スパーズが、4ゲーム差以内でグリズリーズを追いかける混戦模様となっており、シーズン再開となった場合はプレイオフ出場争いがどのような形で行われるかが注目となる。